2021年09月19日

Metashapeのベンチマーク

4台のPCでMetashapeの処理時間を比較してみました。
先日YouTubeチャンネル「森林ドローン研究室」にアップした動画の現場です。

DJI GS RTKで作ったフライト計画です。
a計画_kamize60_30min.gif
高度60m(これは離陸地点からの高さで,対象スギ林からの高さではない)で,撮影予定枚数は766枚でしたが,実際は750枚の写真が撮影されました。

以下,Metashapeでのメニュー別画面です(タイルモデルはdsmやオルソの作成には直接必要ないので,一番最後に掲載します)。
なお以下の画面は,一番ショボイ,自宅のサブマシン(Core i7 10700K,メモリ32GB,GTX 1050 Ti (4GB)のものです。

タイポイントの画面(ビューペインには,本来ならばアライン直後には粗い点群が表示されるのですが,タイルを作った後だからか,タイポイントではない画面(タイルの絵?)になってます)です。
m1_タイポイント.gif

深度マップの画面です(深度マップは高密度クラウド以下のモジュールで繰り返し使用される?)。
m2_深度マップ.gif

高密度クラウドの画面です。
m3_高密度クラウド.gif

3Dモデルの画面です。
m4_3Dモデル.gif

DEMの画面です。
m5_DEM.gif

オルソモザイクの画面です。
m6_オルソモザイク.gif

タイルモデルの画面です(6時間32分掛かりました)。
m7_タイルモデル.gif

最後に,4台のPCでの比較表を載せます。
処理時間の比較表.gif
スペックが高いほど処理時間が短くなるという,極めて当たり前の結果となりました。

大量(枚数も回数も)の処理をする場合には,以下がおすすめです。
CPU(16コア32スレッド):約10万円
GPU(RTX3000シリーズ):約6万円〜
メモリ:64GB以上
(メモリはメッシュ構築で大量使用するが,PC4で50/128GB使用したメモリがPC3では28/32GBであり,少なければそれなりにメモリスワップでもして?対処するようだ)

参考になったらいいねボタンを押してください。




posted by Dr.koba at 08:48| Comment(0) | 写真測量 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月15日

Phantom 4 RTKで間伐予定地を空撮

これまで私は,Phantom 4 RTKでは,
・富山県森林研究所樹木園内のスギ林の空撮
・入善町と富山市の海岸マツ林の空撮
しかやったことがなく,昨日初めて,実際の山で空撮をしました。

大きな課題が浮き彫りになりました。

動画1本です。





全部で8本ありますが,残りの動画を見たい方は,
YOUTUBEチャンネル「森林ドローン研究室」
で視聴ください。

とりあえず,FIX解が出やすいように,ドローン用の発射台を用意します。
今私の頭にあるのは以下のものです。
(1)1BOXカーなど背の高いクルマの屋根を洗うための踏み台(2段式)
(2)100円ショップで大きめのかごを買い,裏返しにして3段重ね
(3)アルミの折り畳み式脚立の上にベニヤ板を載せたもの

どれにしようかな?

追伸)
この場所は携帯電話圏内なので,D-RTK2を使わなくても,N-TRIP方式で補正情報が受信でき,Phantom 4 RTKでRTK測位ができるはずなのですが,研究所でソフトバンクのIchimillサービスに加入してもらい,開通したのが9月10日で,設定法の勉強やらRTK測位の練習をしている時間がなかった(現場は来週9/21以降間伐予定)ので,空撮に先立ち,基準点の静止測量とPPK解析を行い,基準点の座標を確定したのち,D-RTK基地局を利用しました。

2021/9/9 現地の下見とGCP候補地の選定,設置(4か所)
2021/9/10 基地局含む3個のGCPの静止測位(約5時間,DG-PRO1RWSを3機使用)
2021/9/14 空撮(Phantom 4 RTK + D-RTK2)

ichimillの使い方も勉強するぞ!

追伸2)
DG-PRO1RWSによる林内測量の精度検証論文を某学会誌に投稿中です。
1審はB判定(軽傷)で,現在2審中です。
もうすぐ受理され,年内には印刷されるのではと思っています。

posted by Dr.koba at 06:38| Comment(0) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月03日

YouToubeチャンネルのリニューアル

動画がだいぶたまってきたので,整理を兼ねてチャンネルをリニューアル中です。

チャンネル名は「森林ドローン研究室」と命名し,ドローンの機種別に再生リストを作成(途中)し,ホームで表示させています。

ホーム用の画像も入れました。

チャンネル画面キャプチャ.gif

よろしければチャンネル登録お願いします。

チャンネルのURLです。
https://www.youtube.com/channel/UCXCYaxq6C-tQ4K6KMux922w


posted by Dr.koba at 05:53| Comment(0) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月31日

MetashapeとPix4Dmapperの比較(2)

国土地理院が撮影したカラー空中写真140枚(概ね2.5万分の1地形図の範囲)のサムネイル画像です。

魚津1975_生140枚.gif
富山県と国土地理院との協定に基づき,1270dpiでスキャンした画像データを無償で入手しました(数年前)。
1枚当たりのピクセル数は,12,000×13,000=156,000,000ピクセル=156MP(メガピクセル)になります。

これをMetashape proでオルソモザイク化すると,こんな感じになります。
魚津1975オルモ_meta.png
作成手順はこの文献を参照願います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfes/32/4/32_32.197/_article/-char/ja/

手動でパンの耳を切り取らなくても,Metashapeが勝手に写真外周部を削除し,うまいこと接合してくれます。
(これは素晴らしい機能だと私は思います。)

Pix4Dmapperは標準ライセンスでは写真1枚当たりの最大ピクセル数が55MP(メガピクセル)であり,
https://assets.ctfassets.net/go54bjdzbrgi/1Gm0UGAZ9WQMSOewk6Kya4/92ecdd27b1ed0cda8fc075aebd5ea9cf/Pix4Dmapper_feature_list_v4.6_Japanese.pdf
上述の156MPの写真画像は処理できません。

今回,Pix4D社のご厚意でラージフレームアドオンを使用さてていただく機会を得て,Metashapeと同じ処理をやってみました。
処理は春にやったのですが,比較記事をアップするのが遅れました。
すいません。

結果としてできたオルソモザイク画像はこれです。
魚津1975オルモ_p4dm.png
前回の比較記事と同じく,
・テンプレート:3Dマップ
で処理をしました。
Metashapeのオルソモザイクよりも小さなオルソモザイクができました。

パラメータを調整すればもう少し広い範囲のオルソモザイクができるのかもしれません。
機会があればやってみたいと思います。

2021/9/1追記
レポートを上げておきます。
魚津1975カラー_Metashape.pdf

魚津1975カラー_report_P4D.pdf



posted by Dr.koba at 11:18| Comment(0) | 写真測量 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

論文掲載のお知らせ(森計誌)

森林計画学会誌の最新号(UAV特集号)に私と(株)パスコとの共著論文が掲載されました。

タイトルは,
「RTK機能搭載UAVとGNSS移動基地局の組み合わせによる写真測量の精度検証」
で,使用したUAVはDJI Phantom4 RTKです。

要旨は,
「GCPの測量コスト削減を目指し,RTK機能搭載UAVによる直下視撮影と斜め撮影を行い,位置精度を検証した。GCP数が0,1,5個の場合の検証点での3次元RMSEは,直下視撮影でそれぞれ7.5〜14.0,4.2〜6.7,2.4〜3.6cm,斜め撮影でそれぞれ6.1〜9.5,2.0〜3.3,2.7〜5.5cmとなった。斜め撮影の0GCPでは水平,垂直RMSEとも10cm未満となり,GCPなしでも森林計測には十分な精度が期待でき,さらに高精度を目指す場合はGCPを1個設置するのがよいと考えられた。」
です。

興味のある方,先着5名に別刷を差し上げます。
ほしい方は,drkoba84アットマークgmail.comへ送付先住所をお知らせください。

経緯)
P4RTKを昨年6月に購入し,基地局(D-RTK2)の設定にさんざん苦労し,なんとかRTK状態で飛ばすことができた。
自力で測量(低コスト2周波GNSS受信機)した測点に対空標識を置き,精度検証をした。
結果を森林利用学会に「速報」として投稿した。
レフリーから,先行研究のレビューがないと言われ,いったんとん挫した。
真値の位置決め精度を上げるため,地元測量業者に地上測量をお願いしたら,やってもいいと言われたが,今は繁忙期だから後日と言われた。
その後,(株)パスコさんと,森林内のGNSS測量について共同研究を行うことになり(投稿中),その測点をP4RTKの精度検証にも使うことにした。
先行研究は,日本語で書かれた論文には,土木分野も含めてろくな論文(引用に耐えるような科学的な検証論文)がなく,インターネット検索で,イタリアでの精度検証事例2本を見つけ,これをレビュー,引用した。
森林計画学会誌がUAV特集を組むという告知があったため,投稿先を森計誌へ変更した。
4月に受理され,6月発行予定であったが,遅れに遅れて2か月後の8月下旬にやっと発行された。
誰が遅らせたかははっきりわかりませんが,各報告の末尾にある原稿受理日が参考になるかも。




posted by Dr.koba at 05:42| Comment(0) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする