2022年07月27日

赤色立体地図をカシミール3Dで表示

赤色立体地図をカシミール3Dで表示するためのマニュアル書を作成しました。

カシミール3Dのほかに,有料GISソフトのTNTmipsを使いますが,QGISでも画像のプロパティで四隅の緯度,経度が確認できるので(QGISでは十進数の度表示:ddd.ddddddddd),同じことができるはずです。

画像11枚と,最後にPDFファイルも載せておきます。

RedManual_ページ_01.png

RedManual_ページ_02.png

RedManual_ページ_03.png

RedManual_ページ_04.png

RedManual_ページ_05.png

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RedManual_ページ_11.png

赤色立体地図へのカシミール3D用位置情報付与マニュアル.pdf


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2022年07月25日

林縁や林内でのGNSS測量

令和4年度の林野庁の委託調査(一般競争入札)で森林内外でのGNSS測量に関する案件が公募中です。
https://www.rinya.maff.go.jp/j/supply/itaku/20220721_1.html
仕様書の作成に当たっては,

日本森林学会誌の私らの論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfs/104/1/104_1/_article/-char/ja
や,
井貝紀幸さんの論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfs/103/6/103_395/_article/-char/ja
も参考にされているかと思われます。


ただ,どこが落札しても,こうすれば森林内で高精度測位ができますよ,という手法を提示するのは難しいと私は思います。

こういう案件を目にすると,未発表のデータ解析結果をまた投稿しなければ,という意欲が湧いてきて,私にはありがたいことです。


posted by Dr.koba at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月23日

赤色立体地図の市町村版

以前県庁から提供を受けたGISデータの中に,全県民有林分の0.5mメッシュ赤色立体地図のデータが含まれていることを最近知り(抜かってました),慌ててハードディスクの中を探し回って,このたび,市町村別のGoogle Earth用画像データを作成し,関係機関に配布したところです。

送り状の画像です。
GEデータ送り状.png

昨日,「うれ往来」
http://www.arimine.net/naze/ureiourai.htmなど参照
の復元に情熱を注ぐ方の訪問を受け,旧大山町の赤色立体地図をお見せしました。

WatchingRed.png
デュアルモニターの迫力に感動されていました。

気になることがありました。
赤色立体地図に部分的に粗い場所が散見されたことです。

たとえばこんな感じです。
赤色_拡大.png

このTIN(不規則三角形網)の残骸のようなのっぺりとした平面はなぜできるのか?
赤色立体地図を作る際にできるのか/元の標高データ(DTM)が粗いのか?

同じ場所のDTMを,シェーディングして表示したのがこの画面です。
DTMシェード_拡大.png
どうやら,元のDTMが粗いようです。
元のDTMは作り直しがきかず(レーザー計測はおそらくこれが最初で最後),残念ながら,赤色立体地図も修正は不可能のようです。

森林地帯は4点/m2以上の点密度でレーザーを照射することになっているはずですが,パルスが地表面まで到達していない箇所がたくさんある,ということなのでしょうか?

これは技術的に避けがたい問題なのでしょうか?

どなたかご存じの方がおられましたら教えてください。




posted by Dr.koba at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする