2023年01月11日

兵庫県が0.5mメッシュDEMほかを公開

今日の林業ニュースに
http://ringyou-news.blogspot.com/
兵庫県が山間部の0.5mメッシュ地形データを公開
https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20230110_12097.html
という記事が載りました。

R3,R4の航空レーザー計測に基づくものだそうです。
「山間部」の範囲が地図で示されていないので,整備範囲がはっきりわかりませんが,県の林務がやったのであれば民有林全体をカバーしているのでしょうか?

兵庫県の方や兵庫県内に調査フィールドを持つ研究者には朗報ですね。

森林境界明確化にも随分役立ちそうですが,私は兵庫県には縁もゆかりもないので,直接手出しするわけにはいきません。

兵庫県庁の林務の部署には,1mメッシュの時に,境界明確化で使えますよ,というアイディアを提案したのですが,参考にさせてもらいます,という返信が一度来ただけで,動きなしです。
https://gpsrsgis.seesaa.net/article/493665021.html?seesaa_related=category

兵庫県の情報政策課でもアイディアを募集していますが,こっちの方へは私はアクセスしたことはありません。

それにしても,私から言わせてもらえば,「もったいない。」の一言ですね。

0.5mメッシュのCS立体図を地図ロイド,スーパー地形,ガーミンGPSに入れて現地調査に携行すれば随分役立つと思いますが..
https://gpsrsgis.seesaa.net/article/496202330.html
https://gpsrsgis.seesaa.net/article/491014036.html

ここまで書いてふと思いました。
もしかしたら兵庫県では既に現場携行用に,CS立体図をタブレットやガーミンGPSで表示できるようにしているのかもしれませんね。
そうであれば御免なさい!


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2022年12月24日

mapc2mapcの罠

全県民有林の赤色立体地図をガーミンGPSで表示できたら便利だろうな,と思い,ひさーしぶりにmapc2mapcを使ってみました。

職場周辺の赤色立体地図4面(国土基本図2500図郭単位の地理座標系geotiff画像)です。
日本語あり_0.png

mapc2mapcで開こうとするとエラーが出ます。
日本語あり_1.png
そもそもgeotiff画像のgeoはgeographicのgeoで,ちゃんと座標情報が埋め込まれているはずなのに,なんでエラーが出るの?
.tfwファイルも一緒にないとだめなの?
などなど,昨日職場で散々悩みましたが,フォルダ名やファル名に日本語(2バイト文字)が含まれているから読み込めないのだと気づくまでに随分時間が掛かりました。

日本語を含まないデータです。
日本語なし_0.png

すんなり読めました。
日本語なし_1.png
そういえば全県分の森林計画図をガーミンで表示できるようにしたときも,ファイル名はアルファベットだったなあ,と今更気付きました。

森林計画図をjnx方式に変換する方法を書いた過去記事は,たとえばこれ
https://gpsrsgis.seesaa.net/article/372917544.html

冬場にコツコツと,全県分やってみるかな。



posted by Dr.koba at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月20日

兵庫県のCS立体図

兵庫県の大学に在籍する,とある大学院生との意見交換がきっかけで,兵庫県が全県分のCS立体図を公開していることを知りました。

QGISでオンライン表示できます(場所は宝塚市の,とあるゴルフ場周辺)↓。
兵庫CS_01.png
出典:兵庫県(https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/hyogo-geo.html
「1mメッシュの高精度で,全県土分の公開は全国初」とのことです↓。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/documents/press.pdf

QGISでの設定はこんな感じです↓。
兵庫CS_02.png
URLは出典のリンク先に書いてあります。


これに,国土地理院が公開している過去の空中写真を重ねてみました↓。
兵庫CS_03.png
戦後すぐの1945年〜1950年に撮影されたもので,米軍撮影かもしれません。
継ぎ目がずれていたり,位置誤差があったりしますが,棚田の存在や森林の有無など,過去の貴重な姿を見ることができます。

QGISでの設定はこんな感じです↓。
兵庫CS_04.png
空中写真画像の名称やURLを含む,地理院タイル画像の一覧はここです↓。
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#gazo1

ただし,国土地理院が公開している過去写真オルソは,これまで撮影された膨大な数の空中写真のごく一部です。
地理院タイルで公開されていない場所の過去写真を表示して,CS立体図等と見比べてみたい場合はどうすればいいの?
という疑問を感じた方,ご安心ください。

国土地理院が撮影してきた空中写真画像は無料でダウンロードすること可能です(ただしスキャン解像度は400dpi)。

空中写真画像の検索とダウンロード方法は,私が動画で解説しています↓。



ダウンロードした写真画像は,Metashape Proでオルソモザイク化することが可能です。
私が動画でその方法を解説しています↓(動画では「Metashape」の以前の名称の「Photoscan」になってます)。


Metashape Proは試用期間として30日間,無料で全機能を利用できます。

ただし,この動画の方法で作成してたオルソモザイク画像は位置情報を持っていません。
Metashapeで作成したオルソモザイク画像に位置情報を与えるには,例えばQGISのジオリファレンサ(メニューのラスタ/ジオリファレンサ)などを使い,地理院地図画像等を参照して行ってください。

georeferenceのやり方は,「はとば」さんのこのサイト
https://note.com/kinari_iro/n/na25ed8c3a3b6
の「方法2」が参考になります。

兵庫県が公開している1mメッシュという高精度のCS立体図は,森林の所有界と一致している可能性が高い,小さな尾根や谷(微地形)が表現されていると思われます。
なので,境界が不明確になってしまった森林の境界を推定する資料(GISのレイヤ)として使えると私は考えます。

本格的に森林境界明確化をやるには,これまで説明したデータに加えて,以下の4つが必要になります。
(1)高解像度の過去写真オルソ画像
※1270dpiでのスキャン画像は,国土地理院と協定締結済みの自治体は無償で提供してもらえます。
※オルソモザイク化は小林論文が参考になります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfes/32/4/32_32.197/_article/-char/ja/
(2)兵庫県の森林GISデータ(小班,筆界(林相)ポリゴンおよびそれらとリンクした森林簿情報)
(3)公図(法務局が持っている土地所有区分情報)
(4)課税台帳(これは数年前から境界明確化の参考に使ってもよくなったはず)

兵庫県関係者の方,やってみませんか?

最後に,私が管理しているホームページへのリンクを貼っておきます。
森林境界明確化支援システム
https://shinrin-kyokai.jimdofree.com/




posted by Dr.koba at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする