2022年04月13日

WebODMについて

Windowsにネイティブ対応し,昨年だったか,インストーラーを購入したのですが,写真枚数が多いと(300枚とか),途中で処理が止まってしまいますね。
オルソだけなら作れても,DSMが作れません。

枚数が増えても処理が完遂するような設定はないものかとググっていたら,林業ドローンのマニュアル書的なものを発見しました。

SfMソフトの比較など,貴重な情報が満載です。

林業ドローン関係者の皆様,必読ですよ↓。

「林業現場でのリモートセンシング技術の検証4.1検証・・・」
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/viewer.html?pdfurl=https%3A%2F%2Fwww.rinya.maff.go.jp%2Fj%2Fseibi%2Fsinrin_seibi%2Fattach%2Fpdf%2Fsinsei_kensa-16.pdf&clen=11458694&chunk=true
絶対おすすめ!

こういう貴重な情報が,ググって探さなければいけないのはどうなんだろう? -> 林野庁さん
もっと宣伝しないと。

(株)ブルーイノベーションの報告書ですね。
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=mcafeess1&p=%E6%9E%97%E6%A5%AD%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%AE%E6%A4%9C%E8%A8%BC4.1%E6%A4%9C%E8%A8%BC

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2021年09月19日

Metashapeのベンチマーク

4台のPCでMetashapeの処理時間を比較してみました。
先日YouTubeチャンネル「森林ドローン研究室」にアップした動画の現場です。

DJI GS RTKで作ったフライト計画です。
a計画_kamize60_30min.gif
高度60m(これは離陸地点からの高さで,対象スギ林からの高さではない)で,撮影予定枚数は766枚でしたが,実際は750枚の写真が撮影されました。

以下,Metashapeでのメニュー別画面です(タイルモデルはdsmやオルソの作成には直接必要ないので,一番最後に掲載します)。
なお以下の画面は,一番ショボイ,自宅のサブマシン(Core i7 10700K,メモリ32GB,GTX 1050 Ti (4GB)のものです。

タイポイントの画面(ビューペインには,本来ならばアライン直後には粗い点群が表示されるのですが,タイルを作った後だからか,タイポイントではない画面(タイルの絵?)になってます)です。
m1_タイポイント.gif

深度マップの画面です(深度マップは高密度クラウド以下のモジュールで繰り返し使用される?)。
m2_深度マップ.gif

高密度クラウドの画面です。
m3_高密度クラウド.gif

3Dモデルの画面です。
m4_3Dモデル.gif

DEMの画面です。
m5_DEM.gif

オルソモザイクの画面です。
m6_オルソモザイク.gif

タイルモデルの画面です(6時間32分掛かりました)。
m7_タイルモデル.gif

最後に,4台のPCでの比較表を載せます。
処理時間の比較表.gif
スペックが高いほど処理時間が短くなるという,極めて当たり前の結果となりました。

大量(枚数も回数も)の処理をする場合には,以下がおすすめです。
CPU(16コア32スレッド):約10万円
GPU(RTX3000シリーズ):約6万円〜
メモリ:64GB以上
(メモリはメッシュ構築で大量使用するが,PC4で50/128GB使用したメモリがPC3では28/32GBであり,少なければそれなりにメモリスワップでもして?対処するようだ)

参考になったらいいねボタンを押してください。




posted by Dr.koba at 08:48| Comment(0) | 写真測量 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月31日

MetashapeとPix4Dmapperの比較(2)

国土地理院が撮影したカラー空中写真140枚(概ね2.5万分の1地形図の範囲)のサムネイル画像です。

魚津1975_生140枚.gif
富山県と国土地理院との協定に基づき,1270dpiでスキャンした画像データを無償で入手しました(数年前)。
1枚当たりのピクセル数は,12,000×13,000=156,000,000ピクセル=156MP(メガピクセル)になります。

これをMetashape proでオルソモザイク化すると,こんな感じになります。
魚津1975オルモ_meta.png
作成手順はこの文献を参照願います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfes/32/4/32_32.197/_article/-char/ja/

手動でパンの耳を切り取らなくても,Metashapeが勝手に写真外周部を削除し,うまいこと接合してくれます。
(これは素晴らしい機能だと私は思います。)

Pix4Dmapperは標準ライセンスでは写真1枚当たりの最大ピクセル数が55MP(メガピクセル)であり,
https://assets.ctfassets.net/go54bjdzbrgi/1Gm0UGAZ9WQMSOewk6Kya4/92ecdd27b1ed0cda8fc075aebd5ea9cf/Pix4Dmapper_feature_list_v4.6_Japanese.pdf
上述の156MPの写真画像は処理できません。

今回,Pix4D社のご厚意でラージフレームアドオンを使用さてていただく機会を得て,Metashapeと同じ処理をやってみました。
処理は春にやったのですが,比較記事をアップするのが遅れました。
すいません。

結果としてできたオルソモザイク画像はこれです。
魚津1975オルモ_p4dm.png
前回の比較記事と同じく,
・テンプレート:3Dマップ
で処理をしました。
Metashapeのオルソモザイクよりも小さなオルソモザイクができました。

パラメータを調整すればもう少し広い範囲のオルソモザイクができるのかもしれません。
機会があればやってみたいと思います。

2021/9/1追記
レポートを上げておきます。
魚津1975カラー_Metashape.pdf

魚津1975カラー_report_P4D.pdf



posted by Dr.koba at 11:18| Comment(0) | 写真測量 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする