このブログではまだお披露目していなかったようなので,動画を二つ載せておきます。
昨年5月に行われた全国植樹祭の前日に行われた,後継者大会用に作ったものです。
所内でデモをやったところ,「長すぎる。」,「誰もじっくり見ない。」などと酷評され,本番(私は不参加)では部分的にカットされたものが上映されたようです(見た人いるのかな?)
ビデオその1です↓。
ビデオその2です↓。
PowerPointに動画を組み込み,PCにマイクをつなげてナレーションも入れて,パワポからmp4にエクスポートしました。
せっかくの作品なので,今週来られる森林管理署の方々に見てもらうつもりです。
2018年01月21日
2017年11月23日
日経2017年11月21日の記事
林業ニュースで,
『「森林バンク」に課題山積 所有者・境界画定が第一歩』
という記事へのリンクを見つけました。
全文を読もうと思い,無料プランに登録し,読みました。
「境界が曖昧なままでは林道の整備や伐採,搬出ができないので,まずそっちが先でしょう。」,という主旨だと理解しました。
国の林業政策は,
林地台帳制度→森林バンク制度→林業の活性化
という流れだと思うのですが,林野庁の説明サイトでは,
「林地台帳の整備によって、直ちに境界が確定するものではありませんが,」
とあるので,林地台帳制度には境界明確化は含まれていないようです。
ということは,
森林境界明確化→林地台帳制度→森林バンク制度→林業の活性化
という流れが本筋ではないでしょうか?
このブログの記事で私が何を言いたかったかというと,
森林境界明確化支援システムのホームページ
をよろしく,ということです(笑)。
もうすぐ森林利用学会誌32巻4号が発送されます(発行は2017/10/31)。
そこに過去写真のオルソモザイク化に関する私達の論文が掲載されます。
「革命」ばやりの昨今ですが,日本の林業界にオルソ革命が起きるかも,と密かに思っております。
『「森林バンク」に課題山積 所有者・境界画定が第一歩』
という記事へのリンクを見つけました。
全文を読もうと思い,無料プランに登録し,読みました。
「境界が曖昧なままでは林道の整備や伐採,搬出ができないので,まずそっちが先でしょう。」,という主旨だと理解しました。
国の林業政策は,
林地台帳制度→森林バンク制度→林業の活性化
という流れだと思うのですが,林野庁の説明サイトでは,
「林地台帳の整備によって、直ちに境界が確定するものではありませんが,」
とあるので,林地台帳制度には境界明確化は含まれていないようです。
ということは,
森林境界明確化→林地台帳制度→森林バンク制度→林業の活性化
という流れが本筋ではないでしょうか?
このブログの記事で私が何を言いたかったかというと,
森林境界明確化支援システムのホームページ
をよろしく,ということです(笑)。
もうすぐ森林利用学会誌32巻4号が発送されます(発行は2017/10/31)。
そこに過去写真のオルソモザイク化に関する私達の論文が掲載されます。
「革命」ばやりの昨今ですが,日本の林業界にオルソ革命が起きるかも,と密かに思っております。
2017年01月29日
幹材積計算プログラム
自分で胸高直径や樹高を計測した,かわいい杉の木達の材積を求めるために,他人が作成した計算式を自分のExcel表に入れ,セル番地に書き込まれていた定数を直接式の中に書き込んで計算させています。
理屈も何もわからず,ただD(直径)とH(樹高)から計算するだけです。
同僚が作成した計算式が正しいのかどうかもわかりません。
と思ったら,この分野のオーソリティーである,国立研究開発法人の森林総合研究所さんがExcelのマクロを公開していました↓。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/database/stemvolume/
早速ダウンロードして使ってみました。
マクロを有効にした後の画面です↓。

富山県のスギは,”名古屋スギ”に含まれます↓。

名古屋スギの計算結果の例です↓。

困ったことになりました。
D=31.0cm,H=23.3mのスギの幹材積は,
(1)同僚の計算式では,V=0.8397m3
(2)私の計算式では,V=0.8381m3
(3)森総研マクロでは,V=0.8305m3
と,それぞれ違った答えになりました。
元の計算式の根拠はこれ↓に載っているはずなのですが,
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/shukakushiken/03gyomu/03gyomu_11.pdf
(1),(2)が(3)より過大になっています。
どうしましょうか?
追伸)
(1)と(2)は一致しました。
私の計算式の定数項の桁数が小数点以下3桁になっていたのですが,同僚のものはよく見ると点以下6桁になっていました。
私の式も6桁にしたら(1)と(2)の答えは完全に一致しました↓。

一歩前進です。
追伸2)
3者の答えが一致しました↓。


3者の元の計算式は,以下の式に基づいています。

この元式の直径範囲の境目(10-12,30-32,40-42)で誤差が出るようで,森林総研のプログラムは,この境目で何らかの補正をしているらしい?とのことでした。
既に退職された大先輩には,違いはゴミのようなものなので気にしないようにと言われました。
我が社方式で前進します。
ただ,常識の定数(例えば5.770734,5の上にマイナス記号)の意味は大先輩も忘れたそうで,とにかく絶対値を足したら約10.0になるということ(-4.2293)だそうです。
う〜〜ん。
追伸3)
足しても10.0にならないのが4行目の式です。
誤植?があるそうで,正しくはこんな感じだそうです↓。

エクセルマクロを開発された,森林総研の細田さんの論文でも,4行目の定数が,
-3.923549
となっていることを確認しました。
細田和男・光田 靖・家原敏郎「現行立木幹材積表と材積式による計算値との相違およびその修正方法」 森林計画学会誌44巻2号:23〜39ページ、2010年12月発行
材積を計算するのも大変ですね。
理屈も何もわからず,ただD(直径)とH(樹高)から計算するだけです。
同僚が作成した計算式が正しいのかどうかもわかりません。
と思ったら,この分野のオーソリティーである,国立研究開発法人の森林総合研究所さんがExcelのマクロを公開していました↓。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/database/stemvolume/
早速ダウンロードして使ってみました。
マクロを有効にした後の画面です↓。
富山県のスギは,”名古屋スギ”に含まれます↓。
名古屋スギの計算結果の例です↓。
困ったことになりました。
D=31.0cm,H=23.3mのスギの幹材積は,
(1)同僚の計算式では,V=0.8397m3
(2)私の計算式では,V=0.8381m3
(3)森総研マクロでは,V=0.8305m3
と,それぞれ違った答えになりました。
元の計算式の根拠はこれ↓に載っているはずなのですが,
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/shukakushiken/03gyomu/03gyomu_11.pdf
(1),(2)が(3)より過大になっています。
どうしましょうか?
追伸)
(1)と(2)は一致しました。
私の計算式の定数項の桁数が小数点以下3桁になっていたのですが,同僚のものはよく見ると点以下6桁になっていました。
私の式も6桁にしたら(1)と(2)の答えは完全に一致しました↓。
一歩前進です。
追伸2)
3者の答えが一致しました↓。
3者の元の計算式は,以下の式に基づいています。
この元式の直径範囲の境目(10-12,30-32,40-42)で誤差が出るようで,森林総研のプログラムは,この境目で何らかの補正をしているらしい?とのことでした。
既に退職された大先輩には,違いはゴミのようなものなので気にしないようにと言われました。
我が社方式で前進します。
ただ,常識の定数(例えば5.770734,5の上にマイナス記号)の意味は大先輩も忘れたそうで,とにかく絶対値を足したら約10.0になるということ(-4.2293)だそうです。
う〜〜ん。
追伸3)
足しても10.0にならないのが4行目の式です。
誤植?があるそうで,正しくはこんな感じだそうです↓。
エクセルマクロを開発された,森林総研の細田さんの論文でも,4行目の定数が,
-3.923549
となっていることを確認しました。
細田和男・光田 靖・家原敏郎「現行立木幹材積表と材積式による計算値との相違およびその修正方法」 森林計画学会誌44巻2号:23〜39ページ、2010年12月発行
材積を計算するのも大変ですね。



