カシミール3D用地図画像のデフォルトのフォーマットはビットマップで,ファイルサイズが大きくなるので,食わず嫌いで市町村単位は最初から諦めていたのですが,それならば,と,実験してみました。
結論としては,オリジナルの色数1677万色(24ビット)を256色(8ビット)に減色してやれば,市町村単位でも何とか実用になりそうです。
富山県の市町村をアルファベット順にならべた一番最初の,朝日町(Asahi)での実験結果です。
以下,(1)JPEG,(2)24bitビットマップ,(3)8bitビットマップの順に経緯と結果を示します。
(1)JPEG


表示できません。
ファイルサイズが数MBのJPEGは開けますが,80MBのJPEGは大き過ぎて無理なのだと思います。
(2)24bitビットマップ




表示はできますが,1/4倍(0.25倍)の縮小表示で地図をパンすると,描画が付いてこれず,糸引き画面になってしばらく止まってしまいます。
これでは使いにくいですね。
富山県の庁内LAN端末の非力なノートPCでは仕事にならないでしょう。
(3)8bitビットマップ
私が長年愛用している,フリーソフトのIrfanViewで減色した8bit画像です。




こっちは1/4倍で画像を引っ張っても,糸は引きません。
よしよし。
(4)減色前後の比較
24bitと8bitを左右に並べても,明らかな違いは見当たらないようです。


(5)8bit版の圧縮(.cmpへ)
カシミール3Dは8bitビットマップ画像を圧縮して,.CMPという独自?圧縮フォーマットに変換できるのですが,ファイルサイズが大きいものは,たとえ8bitのビットマップでも圧縮できませんでした。




(6)結論
最初に書いたように,8bitビットマップを市町村別に作成,位置付けし,圧縮なしで配布することにします。

富山県の林務職員でこのデータを待望しているみなさん。
もう少し待っててね。