https://gpsrsgis.seesaa.net/article/490012783.html
赤色立体地図が粗い → 元の標高データ(DEM)も粗い
というところまで調べたのですが,さらに遡って,国土地理院と富山県との協定に基づいて入手してあった,レーザー計測データを調べてみました。
有峰湖西岸の,ORIGINALとGROUNDのフットプリント(照射点)をオルソ写真に重ねたものです。
画像をクリックして,単独で大きく表示して見てください。

どうやら上層植生のある場所では,GROUNDデータ(地表面データ)がほとんど存在しないようです。
オリジナルのX,Y,ZデータをTNTmipsから.LASでエクスポートし,そのLASデータから地表面を分類するモジュールに掛けた結果の画面です。

パラメータは全てデフォルトなので,調整する余地はあるのかもしれませんが(どういじればいいかわからない),地表面として分類される点数が圧倒的に少ないので,レーザーが地面まで届いていないのでしょう。
植生の影響によるレーザ不到達であれば,今年の4点/m2での計測でもダメな気がしますが,どうなんでしょうか?
とにかく,有峰湖周辺その他,旧大山町の一部(H21国交省レーザ計測)の赤色立体図およびDEMは一部のデータがおかしいので,使うときには要注意ということにしておきます。
来年データが入手できたらまた顛末を書きます。
これでひと区切りを付けますよ〜だ。