2022年07月23日

赤色立体地図の市町村版

以前県庁から提供を受けたGISデータの中に,全県民有林分の0.5mメッシュ赤色立体地図のデータが含まれていることを最近知り(抜かってました),慌ててハードディスクの中を探し回って,このたび,市町村別のGoogle Earth用画像データを作成し,関係機関に配布したところです。

送り状の画像です。
GEデータ送り状.png

昨日,「うれ往来」
http://www.arimine.net/naze/ureiourai.htmなど参照
の復元に情熱を注ぐ方の訪問を受け,旧大山町の赤色立体地図をお見せしました。

WatchingRed.png
デュアルモニターの迫力に感動されていました。

気になることがありました。
赤色立体地図に部分的に粗い場所が散見されたことです。

たとえばこんな感じです。
赤色_拡大.png

このTIN(不規則三角形網)の残骸のようなのっぺりとした平面はなぜできるのか?
赤色立体地図を作る際にできるのか/元の標高データ(DTM)が粗いのか?

同じ場所のDTMを,シェーディングして表示したのがこの画面です。
DTMシェード_拡大.png
どうやら,元のDTMが粗いようです。
元のDTMは作り直しがきかず(レーザー計測はおそらくこれが最初で最後),残念ながら,赤色立体地図も修正は不可能のようです。

森林地帯は4点/m2以上の点密度でレーザーを照射することになっているはずですが,パルスが地表面まで到達していない箇所がたくさんある,ということなのでしょうか?

これは技術的に避けがたい問題なのでしょうか?

どなたかご存じの方がおられましたら教えてください。




posted by Dr.koba at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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