2021年08月31日

論文掲載のお知らせ(森計誌)

森林計画学会誌の最新号(UAV特集号)に私と(株)パスコとの共著論文が掲載されました。

タイトルは,
「RTK機能搭載UAVとGNSS移動基地局の組み合わせによる写真測量の精度検証」
で,使用したUAVはDJI Phantom4 RTKです。

要旨は,
「GCPの測量コスト削減を目指し,RTK機能搭載UAVによる直下視撮影と斜め撮影を行い,位置精度を検証した。GCP数が0,1,5個の場合の検証点での3次元RMSEは,直下視撮影でそれぞれ7.5〜14.0,4.2〜6.7,2.4〜3.6cm,斜め撮影でそれぞれ6.1〜9.5,2.0〜3.3,2.7〜5.5cmとなった。斜め撮影の0GCPでは水平,垂直RMSEとも10cm未満となり,GCPなしでも森林計測には十分な精度が期待でき,さらに高精度を目指す場合はGCPを1個設置するのがよいと考えられた。」
です。

興味のある方,先着5名に別刷を差し上げます。
ほしい方は,drkoba84アットマークgmail.comへ送付先住所をお知らせください。

経緯)
P4RTKを昨年6月に購入し,基地局(D-RTK2)の設定にさんざん苦労し,なんとかRTK状態で飛ばすことができた。
自力で測量(低コスト2周波GNSS受信機)した測点に対空標識を置き,精度検証をした。
結果を森林利用学会に「速報」として投稿した。
レフリーから,先行研究のレビューがないと言われ,いったんとん挫した。
真値の位置決め精度を上げるため,地元測量業者に地上測量をお願いしたら,やってもいいと言われたが,今は繁忙期だから後日と言われた。
その後,(株)パスコさんと,森林内のGNSS測量について共同研究を行うことになり(投稿中),その測点をP4RTKの精度検証にも使うことにした。
先行研究は,日本語で書かれた論文には,土木分野も含めてろくな論文(引用に耐えるような科学的な検証論文)がなく,インターネット検索で,イタリアでの精度検証事例2本を見つけ,これをレビュー,引用した。
森林計画学会誌がUAV特集を組むという告知があったため,投稿先を森計誌へ変更した。
4月に受理され,6月発行予定であったが,遅れに遅れて2か月後の8月下旬にやっと発行された。
誰が遅らせたかははっきりわかりませんが,各報告の末尾にある原稿受理日が参考になるかも。




posted by Dr.koba at 05:42| Comment(0) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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