今回
・2種類のドローン(Phantom 4 RTKとMavic Air)
・2種類のSfMソフトウェア(Metashape ProとPix4Dmapper)
による処理結果を比較してみました。
飛行高度は2機とも50mです。
Metahapeは,私がいつも使っている設定
・アラインメント精度:中
・高密度クラウド構築精度:中
・3Dモデル構築精度:高
で処理しました。
Pix4Dmapperは,グリッド飛行計画で取得した航空写真を処理する際に使用する,
・テンプレート:3Dマップ
で処理しました。
比較図を4枚載せておきます。




詳細な比較はさておき,
Mavic AirとPix4Dmapperの組み合わせではDSMが潰れて(粗い,細かな凹凸が再現できてない,図-4(a2))しまうことがわかりました。
DSMが粗くてもそれなりのオルソはできるのですが,これでは樹高測定には使えませんね。
センササイズの違い(Mavic Airは2.3分の1インチ,Phantom4 RTKは1インチ)もあるのでしょうが,Pix4Dmapperは,表面の凹凸をなるべく滑らかにするようなフィルタが組み込まれているのでしょうか?
オプションで凹凸を忠実に再現するような設定があれば改善するのかもしれません。
森林研究分野でも,
・Metashape派(私はこっち)と
・Pix4D派
がおられると思いますが,Pix4D派の方,良いオプションがあれば是非お教えください。
追伸)
レポートを見たいというリクエストはありませんが,参考までに2つのソフトが吐き出したpdfファイルを載せておきます。
Meta_R030823_目川_MAir.pdf
P4Dm_R030823_目川_MavicAir_report.pdf