2021年06月13日

国土基本図の図郭ポリゴン

5年ほど前,富山県分の国土基本図5000の図郭ポリゴンを作りました。

カシミール3DやQGISで表示できるようにしてあります。
カシミール3Dでの表示例です↓。

k3d_国土基本図図郭.gif

どこかでダウンロードできはずだと思い,検索しましたが見つからず,仕方なく自力で(TNTmipsのeditで四隅の座標を手入力)作りました。

5年後の今,5000の4分の1の2500の図郭もほしいのですが,相変わらずどこからもダウンロードできないようです。
老い先短い老人には自力で座標を入力する気力はもはやありません(61歳6ヶ月)。

航空測量会社さんは全国の5000,2500,2500の4分の1は仕事柄絶対に持っているはず(レーザー計測の成果品で必要)ですが,一般には公開されていないようです。

たかが図郭ポリゴン,個人情報も重要インフラも関係ありません。
G空間情報センターあたりで県別に公開されていてもおかしくないとは思いますが,見当たりません。
私が探しきれていないのであれば,ぜひその在処を教えてください。

2500の図郭ポリゴンのシェープファイルを作るプログラムが公開されているサイトはみつけました↓。
https://qiita.com/shiba54/items/29b8722189fbfe5235cb
が,現在のところ,Pythonが動く環境を私は構築していないので,自力でやるのはちょっと無理。


とりあえず,G空間情報センターに,図郭ポリゴンの掲載リクエストを出してみます。


posted by Dr.koba at 11:35| Comment(3) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕も同じような問題を考えていましたが、ある程度簡単に作れる方法が分かりましたのでシェアします。
1.基盤地図情報ダウンロードサービスで基本項目を選択
2.全項目ではなく、標高点など軽いデータを選択
3.区画を選択
4.選んだ区画をダウンロード
5.基盤地図情報ビューアFGDVを起動して、先程のデータを読み込む
(ビューアはダウンロードページからでも手に入ります)
6.メニューのエクスポートで拡張DMを選択、DM図郭をすべてONにしてOKを選択
7.入手できたDMを公共測量成果検査支援ツールで読み込み
(PSEAと言ったほうが分かりやすいかも)
8.エクスポートでSHPを選択、@ZUKAKU.SHPが手に入ります。

この方法ならデータ入手まですべて無料で可能です。
Posted by 仙台GIS屋 at 2022年04月15日 15:19
仙台GIS屋さん,コメントありがとうございます。
あの記事を書いた半年後に,札幌の(株)フォテクの方から,ツールを作成したとの連絡をいただき,そのツールで図郭ポリゴンを作成できました。顛末は,https://gpsrsgis.seesaa.net/article/484858988.htmlとその次の記事に書きました。
私はDM(デジタルマッピング)には詳しくないのですが,「公共測量成果検査支援ツール」というものがあるのですね。機会があれば使ってみたいと思います。
ありがとうございました。
Posted by Dr.koba at 2022年04月18日 10:27
Dr.kobaさん
こんなツールが公開されていましたか。良いツールですね。
猛禽類の行動圏解析などを行うときに地域メッシュで行うことが多いのですが、元々が緯度経度の図郭なので、解析メッシュにするのはちょっと抵抗があり、国土基本図の図郭を解析メッシュにしたいと思っていました。
公共測量成果検査支援ツールはDXFやSXF・P21とかをSHPにエクスポートする機能があるので、僕はそちらをメインで使っています。
Posted by 仙台GIS屋 at 2022年04月18日 10:42
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