2020年08月19日

初飛行(P4RTK+D-RTK2)

6月下旬に購入してから約2ヶ月,RTKモードでの飛行にやっとこさ成功しました。

写真を6枚↓

p4prtk-drtk2_1.gif
下の紙の黄色部分に,測点s3の緯度と経度が書いてある。

以前droggerで静止測位して後処理して得た緯度,経度(測点s3)を手入力しました↓。
p4prtk-drtk2_2.gif

対空標識とD-RTK2を置いた測点s3の様子です↓。
p4prtk-drtk2_3.gif
他の測点5箇所には対空標識だけが置いてあります。

p4prtk-drtk2_4.gif

ひとつ前の記事でkmlインポートから作ったフライトプランです↓。
p4prtk-drtk2_5.gif

p4prtk-drtk2_6.gif
暑い日です(2020/8/18(火))。

動画2本です↓。







午後からはMetashape ProとPix4Dmapperでオルソモザイクまで作成し,対空標識の座標を測定し,今日,精度検証しました↓。
精度検証.gif
(緯度と経度は画像の見やすさを考慮して,小数点以下5桁まで表示(実際は9桁))
(WGS84の経緯度からJGD2011測地系の平面直角座標系第7系への変換はTNTmipsを使用)

各測点とも水平誤差が10cm未満に収まっていました。
土木的にはいまいちかもしれませんが,林業的には十分な精度だと思われます。
MetashapeとPix4Dの比較ですが,誤差の合計値ではMetashapeの方が少し少なかったです。


とりあえずの結論としては,新たな空撮範囲内に1点だけGCPを設け,drogger受信機で静止測位を行い,その緯度経度をD−RTK2に入力してP4RTKで空撮すれば,他にGCPは必要ない,ということが言えそうです。

昨日はPhantom4 Proでも空撮したので,GCP6点の位置を与えてオルソまで作って比較してみます。

ではまた。




posted by Dr.koba at 10:08| Comment(2) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか貴重な検証データ興味深く読ませていただきました。
何点かご教授ください。

GCPを設置したとのことですが、SfM処理する際に6点全ての緯度経度座標を与えた上で処理されたのでしょうか?

GCPとしてSfM処理するのではなく、検証点として処理した際は精度はどの程度になるのでしょうか?(純粋にP4RTKの精度に依存)

同じ空撮エリアを別の日に同じコースで飛行させた場合、あるいは同じエリアを別のコースで(例えば初期コースに対して直交させた場合や高度を変えた場合)飛行した場合など、複数回飛行させても、同じ精度になるのでしょうか?P4RTKの性能として、同じエリアで反復飛行させても安定した精度が得られるのでしょうか(検証点の誤差)?
Posted by S.T_ffpri at 2020年09月09日 00:05
S.T.さん。コメントありがとうございます。
近々某学会誌に速報として投稿します。
査読の依頼が来たら,ぜひ速やかにお引き受けください。
そうすればいち早く読めますので。
10/31号での掲載を目指しています。
よろしくお願いします。
Posted by Dr.koba at 2020年09月10日 08:10
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