このオプションは,パラメータを変えて何度も設定し直す,重要なオプションです。

Kinematicの方がFIX率が上がる,という説もありますが,静止(static)測量なので,私はStaticに設定します。


L1,L2,L5の組み合わせが選べますが,DGPRO1-RW(S)が受信した,L1+L2をとりあえず選びます。

L1+L2でFIXしない場合でも,L1だけでFIXする場合もあります。

移動局(RW(S)の測点)と基地局(地理院電子基準点)の間で基線解析をする際に,両者の時刻差について,前方のタイムラグを許すのか,後方のタイムラグを許すのか,みたいなことを意味していると思うのですが,よく理解していません。
ただ,片方向よりも両方向の方がFIX率が上がるようなので,両方向(Combined)でやってみます。


エレベーションマスクは内山(2018)にならって25度に設定する。


シグナル/ノイズ比も内山(2018)にならって35デシベルに設定。



衛星は,とりあえず,地理院電子基準点で受信している衛星群を全部(4つ)選ぶ

4衛星群でFIXしない場合,GPSのみにするとFIXする場合がよくあるので,試行錯誤すること。
<Setting2>につづく