2020年04月05日

RWSのPPK解析がうまくいった!

いずれマニュアル書を書き,PDFで公開したいと思いますが、とりあえず要点だけ書いておきます。

RTKCONVでは,Scan Obs Typesにチェックと入れると,L2波のデータもRINEXに変換されました。
aCONVのパラメータ.gif

RTKPOST(後処理)では,Intervalのチェックをはずすと,処理ができました。
bPOSTのパラメータ.gif

後処理解析結果ファイル(*.pos)をExcelで読み込み,ratioの大きい順,時刻の早い順に並べた画像です。
c後処理結果.gif
ratio最大値の999.9がいくつか出ました。
最終時刻の,黄色の塗り潰し行を測位結果としました。

日本時間(JST=GPS時刻+9時間)の13:17から測位を始めたのですが,15時過ぎ(約2時間後)から最大値付近のratio値が出ました。
1時間では足らず,3時間放置して正解でした。
dRTKPLOT.gif

測位結果の経緯度を,TNTmipsのMap Calculatorで変換したところ
e座標変換TNTmips.gif

測位した三等三角点「栃津」の座標値
f栃津座標.gif

測位誤差です。
g測位誤差.gif

水平誤算は,√(0.6^2+1.9^2)≒1.99cmですね。
垂直誤差は80cmですね(これは仕方ないのかな?)

後処理解析にあたり,受信機販売元のビズステーションの矢口さんには,社外品のRTKLIBのパラメータ設定を含めてサポートいただき,大変お世話になりました。
ありがとうございます。

いずれ純粋な森林内(樹冠下)でもテストしたいのですが,真値をどう求めるか,考え中です。
当方,トータルステーションとか持っていません。
何かよいアイディアがありましたら教えてください。





posted by Dr.koba at 11:13| Comment(0) | GPS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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