RTKLIB 2.4.2によるPPK解析では,3時間通してQ=5(単独測位)で,前回と同じく,不本意な結果でした↓。

RTKLIB 2.4.3も新たにダウンロードして解析してみました,単独測位結果も出ませんでした↓。

※v2.4.3の方はまだパラメータをいじる余地があるのかもしれません。
RWSで取得したRAWデータは,
2020-04-03_13-17-35.ubx(19MB)
です。

これを,RTKLIB 2.4.2でRINEXファイルに変換したものがこれです↓。

L1波とL2波の2種類を観測したはずですが,赤枠で囲んだ中には,「1」という数字があっても「2」という数字がありません。
G:GPS(米国),R:Russia(グロナス),E:EU(ガリレオ),J:Japan(みちびき),S:SBAS(?)
RINEX v3.02の仕様書には,こんな記述があります↓。

ここで私はふと思いました。
「もしかして,RWSのRAWデータファイルには,L2波の情報が記録されていないのではないか?」
ということです。
私はRINEXの仕様書
https://kb.igs.org/hc/en-us/articles/115003980628-RINEX-3-02
を初めて見ましたし,2周波受信機でのPPK解析も初めてなので,もしかして外してたら大恥をかきますが..
観測ファイル(.obs)の下の方を見ても,同じ衛星番号(例えばG21)などが2行続けて出てくることはありません。
L1,L2の2周波を出している衛星であれば,同じ衛星が2行連続で出てきてもいいはずですが,そうじゃないです。
ついでに,RTKLIB 2.4.3でRINEXに変換した観測ファイルの一部です↓。

やはり,「2」は出てきません。
L2のデータもあればFIX解が出るのかも心配になってきました。
静止測位の後処理解析がだめなのであれば,
金沢市の建設会社さんが運営しておられる基準点の情報を使うか(使えるのか不明ですが),
http://rtk.silentsystem.jp/
NTTやソフトバンク?がやっている,有料のサービスを使うか,別の方法を考える必要がありますね。
まだ道半ば
4/1から再任用職員になりました。
週4日勤務(水曜定休)です。