国土地理院が過去の空中写真画像を地理院タイルとして公開しているのですが,QGISのXYZ Tilesでは一部しか表示できない,という経験を私はしました(例えば,1945年〜のものは表示できるのに,1974年〜のものはいつまで待っても表示されない)。
そこでいろいろググってみたところ,XYZ Tilesのほかに,WMS/WMTSで表示する方法があることを,このサイトで知りました↓。
https://gis-dictionary.com/qgisdechiriinchizunadonotilewohyoujisuruhouhou/
このサイトの後半部分のやり方でうまく表示できました。
やり方を説明した動画です↓。
途中でQGISがクラッシュしてしまったのですが,その続きの動画です↓。
動画の途中で示した紙の画像とPDFファイルを載せておきます。
地理院過去写真タイル一覧.pdf
過去写真タイル一覧表を作成する元となったリスト画像を2枚,ついでに載せておきます。
2022年11月23日
2022年11月20日
兵庫県のCS立体図
兵庫県の大学に在籍する,とある大学院生との意見交換がきっかけで,兵庫県が全県分のCS立体図を公開していることを知りました。
QGISでオンライン表示できます(場所は宝塚市の,とあるゴルフ場周辺)↓。
出典:兵庫県(https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/hyogo-geo.html)
「1mメッシュの高精度で,全県土分の公開は全国初」とのことです↓。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/documents/press.pdf
QGISでの設定はこんな感じです↓。
URLは出典のリンク先に書いてあります。
これに,国土地理院が公開している過去の空中写真を重ねてみました↓。
戦後すぐの1945年〜1950年に撮影されたもので,米軍撮影かもしれません。
継ぎ目がずれていたり,位置誤差があったりしますが,棚田の存在や森林の有無など,過去の貴重な姿を見ることができます。
QGISでの設定はこんな感じです↓。
空中写真画像の名称やURLを含む,地理院タイル画像の一覧はここです↓。
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#gazo1
ただし,国土地理院が公開している過去写真オルソは,これまで撮影された膨大な数の空中写真のごく一部です。
地理院タイルで公開されていない場所の過去写真を表示して,CS立体図等と見比べてみたい場合はどうすればいいの?
という疑問を感じた方,ご安心ください。
国土地理院が撮影してきた空中写真画像は無料でダウンロードすること可能です(ただしスキャン解像度は400dpi)。
空中写真画像の検索とダウンロード方法は,私が動画で解説しています↓。
ダウンロードした写真画像は,Metashape Proでオルソモザイク化することが可能です。
私が動画でその方法を解説しています↓(動画では「Metashape」の以前の名称の「Photoscan」になってます)。
Metashape Proは試用期間として30日間,無料で全機能を利用できます。
ただし,この動画の方法で作成してたオルソモザイク画像は位置情報を持っていません。
Metashapeで作成したオルソモザイク画像に位置情報を与えるには,例えばQGISのジオリファレンサ(メニューのラスタ/ジオリファレンサ)などを使い,地理院地図画像等を参照して行ってください。
georeferenceのやり方は,「はとば」さんのこのサイト
https://note.com/kinari_iro/n/na25ed8c3a3b6
の「方法2」が参考になります。
兵庫県が公開している1mメッシュという高精度のCS立体図は,森林の所有界と一致している可能性が高い,小さな尾根や谷(微地形)が表現されていると思われます。
なので,境界が不明確になってしまった森林の境界を推定する資料(GISのレイヤ)として使えると私は考えます。
本格的に森林境界明確化をやるには,これまで説明したデータに加えて,以下の4つが必要になります。
(1)高解像度の過去写真オルソ画像
※1270dpiでのスキャン画像は,国土地理院と協定締結済みの自治体は無償で提供してもらえます。
※オルソモザイク化は小林論文が参考になります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfes/32/4/32_32.197/_article/-char/ja/
(2)兵庫県の森林GISデータ(小班,筆界(林相)ポリゴンおよびそれらとリンクした森林簿情報)
(3)公図(法務局が持っている土地所有区分情報)
(4)課税台帳(これは数年前から境界明確化の参考に使ってもよくなったはず)
兵庫県関係者の方,やってみませんか?
最後に,私が管理しているホームページへのリンクを貼っておきます。
森林境界明確化支援システム
https://shinrin-kyokai.jimdofree.com/
QGISでオンライン表示できます(場所は宝塚市の,とあるゴルフ場周辺)↓。
出典:兵庫県(https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/hyogo-geo.html)
「1mメッシュの高精度で,全県土分の公開は全国初」とのことです↓。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/documents/press.pdf
QGISでの設定はこんな感じです↓。
URLは出典のリンク先に書いてあります。
これに,国土地理院が公開している過去の空中写真を重ねてみました↓。
戦後すぐの1945年〜1950年に撮影されたもので,米軍撮影かもしれません。
継ぎ目がずれていたり,位置誤差があったりしますが,棚田の存在や森林の有無など,過去の貴重な姿を見ることができます。
QGISでの設定はこんな感じです↓。
空中写真画像の名称やURLを含む,地理院タイル画像の一覧はここです↓。
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#gazo1
ただし,国土地理院が公開している過去写真オルソは,これまで撮影された膨大な数の空中写真のごく一部です。
地理院タイルで公開されていない場所の過去写真を表示して,CS立体図等と見比べてみたい場合はどうすればいいの?
という疑問を感じた方,ご安心ください。
国土地理院が撮影してきた空中写真画像は無料でダウンロードすること可能です(ただしスキャン解像度は400dpi)。
空中写真画像の検索とダウンロード方法は,私が動画で解説しています↓。
ダウンロードした写真画像は,Metashape Proでオルソモザイク化することが可能です。
私が動画でその方法を解説しています↓(動画では「Metashape」の以前の名称の「Photoscan」になってます)。
Metashape Proは試用期間として30日間,無料で全機能を利用できます。
ただし,この動画の方法で作成してたオルソモザイク画像は位置情報を持っていません。
Metashapeで作成したオルソモザイク画像に位置情報を与えるには,例えばQGISのジオリファレンサ(メニューのラスタ/ジオリファレンサ)などを使い,地理院地図画像等を参照して行ってください。
georeferenceのやり方は,「はとば」さんのこのサイト
https://note.com/kinari_iro/n/na25ed8c3a3b6
の「方法2」が参考になります。
兵庫県が公開している1mメッシュという高精度のCS立体図は,森林の所有界と一致している可能性が高い,小さな尾根や谷(微地形)が表現されていると思われます。
なので,境界が不明確になってしまった森林の境界を推定する資料(GISのレイヤ)として使えると私は考えます。
本格的に森林境界明確化をやるには,これまで説明したデータに加えて,以下の4つが必要になります。
(1)高解像度の過去写真オルソ画像
※1270dpiでのスキャン画像は,国土地理院と協定締結済みの自治体は無償で提供してもらえます。
※オルソモザイク化は小林論文が参考になります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfes/32/4/32_32.197/_article/-char/ja/
(2)兵庫県の森林GISデータ(小班,筆界(林相)ポリゴンおよびそれらとリンクした森林簿情報)
(3)公図(法務局が持っている土地所有区分情報)
(4)課税台帳(これは数年前から境界明確化の参考に使ってもよくなったはず)
兵庫県関係者の方,やってみませんか?
最後に,私が管理しているホームページへのリンクを貼っておきます。
森林境界明確化支援システム
https://shinrin-kyokai.jimdofree.com/
2022年11月19日
Mavic 3 Classic
DJI Mavic 3 Classic欲しいですね。
プロポ(リモコン)付きで229,240円です。
https://store.dji.com/jp/product/dji-mavic-3-classic?site=brandsite&from=homepage&vid=125091
障害物センサが広角に対応しているので,林道法面のスイッチバック撮影時にも,機体横方向の障害物も検知できますね。
この動画の
https://www.youtube.com/watch?v=0tOiTDrt_h4
7:40(7分40秒)あたりから解説あり
DJI社がSDKを公開してくれれば,Litchiが対応し,そうなれば個人で1機買ってもいいですね(2年半後の完全退職後も遊べそうなので)。
SDKの公開が待ち遠しい!
というか,公開するかどうかもまだ未確定ですが..
祈るしかありませんね。
みなさんも一緒に祈ってください。
プロポ(リモコン)付きで229,240円です。
https://store.dji.com/jp/product/dji-mavic-3-classic?site=brandsite&from=homepage&vid=125091
障害物センサが広角に対応しているので,林道法面のスイッチバック撮影時にも,機体横方向の障害物も検知できますね。
この動画の
https://www.youtube.com/watch?v=0tOiTDrt_h4
7:40(7分40秒)あたりから解説あり
DJI社がSDKを公開してくれれば,Litchiが対応し,そうなれば個人で1機買ってもいいですね(2年半後の完全退職後も遊べそうなので)。
SDKの公開が待ち遠しい!
というか,公開するかどうかもまだ未確定ですが..
祈るしかありませんね。
みなさんも一緒に祈ってください。