2022年09月10日

海岸林空撮の下見

4年前に一度空撮した,某町の海岸林ですが,今年担当になったAG(林業普及指導員)からの熱心な依頼で,今年また空撮することになりました。

下見に行ってきました。

本番はPhantom 4 RTKを飛ばしますが,下見はMavic 2 Proでやりました。
理由は,
・Phantom 4 RTKは落としたら高く付く。
・Phantom 4 RTKを手動操縦するのは何か違うと思う。
・Mavic 2 Pro+iPad miniの方が画面が大きくて見やすい。
・iPad mini+DJI GO 4で対角線を表示させて,障害物の高度計測ができる。
などです。

動画です。


ついでに,低コスト2周波GNSS受信機による,GCPのRTK測量もやってきました。

Phantom 4 RTKによる写真測量には,
(1)2D撮影+0GCP
(2)2D撮影+1GCP
(3)2D撮影+多GCP
(4)3D撮影+0GCP
(5)3D撮影+1GCP
(6)3D撮影+多GCP
の6種類がありますが,今回は(2)の2D撮影(直下視の往復撮影)+1GCPでやります。

私の論文(DJI GS RTKアプリの規定値で撮影)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfp/55/1/55_23/_article/-char/ja/
では(4)と(5)がおすすめとなりましたが,3D撮影(斜め視の2重格子撮影)では飛行経路が海側や集落側に大きくはみ出すので,怖いのでやめます。

参考までに,GS RTKで試作した,3D撮影(高度100m)と,2D撮影(高度75m)のフライトプランのスクリーンショットも載せておきます。

2D撮影のフライトプランです。
園家山_2D_75m_19m51s.png

3D撮影のフライトプランです。
園家山_3D_100m_41m20s.png

できたオルソは地図ロイドまたはスーパー地形用にデータ変換し,地元説明や現地調査に使ってもらう予定です。

では。




posted by Dr.koba at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする