2022年07月22日

(質問への回答)QGISでCS立体図

QGISでCS立体図を作るプラグインを使ってみたという2022年2月の記事
https://gpsrsgis.seesaa.net/article/485681695.html
に対して質問がありました。

私はプラグインが動いただけでとりあえず満足で,パラメータの調整はその後全くやっていないのですが,考案者の戸田さんの論文によると,元の標高データの平滑化の範囲は半径10mがよかったとあります。
戸田堅一郎(2012)航空レーザ測量データを用いた微地形図の作成
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sabo/65/2/65_51/_article/-char/ja/

CS立体図_平滑化範囲.png

CSMap_02-thumbnail2.png
0.5mメッシュの標高データで半径を10mに設定するには,この画面で,Radiusをデフォルトの12から20に変更すればよいのでは,と思います。
(1mメッシュの場合は12→10へ)
※Radiusの単位がセル(pixel)である前提です。
Radiusの単位はプラグインの説明に書いてあるか,まだ確かめていません。

戸田さんがCS立体図で見たかったのは山地災害関連の地形情報で,半径10mで平滑化するとちょうどよかったようですが,もっともっと細かな地形では半径を小さく,大きく広い地形を見たければ半径を大きく,すればよいのではないでしょうか?

ここは目的に応じて試行錯誤してください,としか私には言えません。

回答になったでしょうか? -> a.tanakaさま

2022/7/23追記)
プラグイン作成者の朝日孝輔さま((株)MIERUNE代表取締役)に問い合わせたところ,Radiusの単位はセル(pixel)であるとの回答をいただきました。


ありがとうございました!



posted by Dr.koba at 05:45| Comment(1) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする