私が普段使っているTNTmips(85万円)ではどうやればよいか,すぐにイメージが浮かんだのですが,QGIS(0万円)ではどうやればいいのか?,私にもわかりませんでした。
ネットで調べたり,試行錯誤して,なんとかできました。
ここが参考になりました。
https://lemulus.me/trygis/polygon-create-edit
冒頭から,「レイヤ」であるべきところが「ベクタ」と誤記もありますが..
マルチスペクトルカメラで撮影した画像をPix4Dmapperのデフォルトで処理すると,WGS84測地系,UTM座標系のNDVI画像ができます。
Geotiffなので,QGISですぐ開けます。
QGISで開いたところ↓

画像のプロパティで情報を表示すると,画像の統計値が見られます↓


ヒストグラムも見られます↓

NDVI=(NIR−R)/(NIR+R)であり,
近赤外域(NIR)が0のとき,NDVI=−1(マイナス1)となり,
可視域赤(R)が0のとき,NDVI=1(プラス1)となります。
−1.0<=NDVI<=1.0
この画像は北側にNIRが小さい,海を含むので,マイナスもあります。
切り出し用の領域ポリゴン(注目領域,ROI(Region of interest)を作ります↓

切り出し元のNDVI画像があるフォルダを指定し,「領域A」という名前をつけて,ジオメトリタイプでポリゴンを選ぶ

「領域A」というレイヤが作成され,レイヤリストに表示される








編集モードを終了しないと,切り出しに失敗します(私,何度も引っ掛かりました)。

NDVI全体画像を領域Aで切り出します↓









切り出した領域のNDVIの統計値を見ます↓


はいっ。この平均=0.55542・・が,質問者が欲しかった答えになります。


切り出したのは陸地の領域(クロマツ林の林縁部)なので,マイナスが消えましたよ。