2021年11月23日

P4RTKでの写真の撮りこぼし

写真の撮りこぼしですが,Phantom 4 Proでの自動空撮(GS PROアプリ)では何度か経験しました。
iPadからのシャッター音が途切れ,後で確認すると,シャッター音が聞こえなかった領域の写真は撮影されていませんでした。

Phantom 4 RTK(GS RTKアプリ)ではこれまで撮りこぼしは一度もなかったのですが,ついに経験しました。

2021年11月18日(木)のことです。

まずはGS RTKのフライト計画図です。

上瀬60m_飛行計画.gif

モードは3D(2重格子)で,最初に北東隅に飛び,西へ飛び,南にちょっと下がり,東へ飛び,南にちょっと下がり,西へ飛び,を繰り返したのち,南西隅から北へ飛び,東にちょとずれ,南へ飛び,東にちょっとずれ,北へ飛び,を繰り返します。

南北モードに切り替わり,撮影範囲全体の中央あたりでバッテリー警告(<30%)が出て,その後しばらく放置すると,勝手に帰還モードになって一度帰還し,バッテリーを交換したのち,残りを撮影しました。

Metashapeの画面です。

撮りこぼし_Metashape2.png

真ん中あたりが痩せて(写真の撮影マーク〇が少ない)いて,白〇だけを見ると,ダンベルのような形をしています。
調べてみると,1個目のバッテリーでの撮影が途中からなされていないことがわかりました。

2個目のバッテリーでは最初から最後までちゃんと撮影できたようです。

ParrotのBLUEGRASSではよく撮りこぼしがあり,撮影終了後にノートPC+カシミール3Dのデジカメプラグインで写真の位置を確認していたのですが,この日はノートPCの持参を怠り,チェックしませんでした。
チェックしたとしても,6個持参したバッテリーのうち,1個しか残がなかったので,再撮影は無理だったと思いますが。


この日はP4RTKの調子が悪かったです。
(バッテリー1個目)
離陸直後からアプリ画面の伝送カメラ画像がぐらぐらぐらぐら揺れまくり,北東隅の写真1枚目の地点でホバリングに入り,撮影が始まりませんでした。自動帰還させたのち,一度手動飛行で画面揺れが治ったのを確認した。

(バッテリー2個目,3個目)
順調に飛行し,バッテリー交換し,撮影を継続。ドローンの位置が見やすい場所に,私が送信機を持って移動したら,携帯電話回線の電波が弱まったのか,FIXからGNSSモードに落ちてしまった。仕方なく,撮影を停止し,自動帰還させた。

(バッテリー4個目,5個目)
上述の通り。


今回の空撮は間伐後のもので,間伐前は9月に撮影したのですが,その時はichimill契約直後であり,D-RTK2基地局を使いました。
今回もD-RTK2は持参したのですが,基地局の場所に打った測量鋲が,森林組合の道路整地によって埋まってしまい,発見できませんでした。

基地局の9月の写真と,基地局付近の11月の写真を載せておきます。

基地局の測量.jpg

基地局不明.jpg

その他,作業路上に設置した鋲も,3個中2個が埋もれており,対空標識を置くことができませんでした。

いろいろ勉強になったフライトでした。

墜落しなくてよかったです。

バッテリーは来年度予算で4月すぐにあと3個くらい買います(充電器も)。


posted by Dr.koba at 08:43| Comment(0) | ドローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月13日

第53回森林・林業技術シンポジウムの発表論文

森林・林業技術シンポジウムは毎年冬に開催されていました(コロナ禍後にどうなったか知らない)。
このシンポジウムの主催は全国林業試験研究機関協議会ですが,会議開催と論文集発行は各県持ち回りでやっており,特定の事務局やホームページがありません。

その結果,せっかく紙媒体の論文集を発行,配布(最近は各県2部ずつ?)しても,その電子媒体がインターネット上に保管されることがありません。

せっかく書いた論文(査読もなく,学術論文とは言えませんが)が少ない部数の紙冊子の中で埋もれてしまうのはもったいなので,自分の論文だけは下に載せておきます。

少し時間がたってしまいました。
現役最後の昨年(2020年)1月(令和元年1月)に発表したものです。

第53回森林・林業技術シンポジウム_論文_小林裕之.pdf

論文の最後の方にこう書きました。
林野庁_期待外れ.gif
黄色で塗った部分の期待は全く大きく外れました。
残念です。
林野庁は撮影したフイルムをスキャンしてデジタル化しておくということを行っていませんでした(私に言わせれもらえば,「怠っていた」)。


今年できたデジタル庁には,膨大な数のフイルムのスキャンをやってほしいです。


そう思いませんか?
約50人の読者の皆さん。



posted by Dr.koba at 06:57| Comment(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月10日

廃村の空撮サービス

先日,手動空撮が得意で大好きなドローン愛好家と話す機会がありました。
儲かるかどうかはわかりませんが,その方のために,新しい空撮サービスを思いついたので,忘れないうちメモしておきます。

++++++++++ メモここから ++++++++++
介護施設等,お年寄りの集まる場所へ行き,出身地(例えばもう廃村になってい
るような)を教えてもらい,その集落(跡)の様子をドローンで動画撮影し,施設に
PCと液晶プロジェクタとスクリーンを持ち込んで上映会をやってご本人や他の施設利用者にみてもらう。

お金は寄付かな?
投げ銭を入れてもらう容器を持って行く。
路上ライブでは,最初にお札と小銭を入れておくとよいらしい。

お年寄りの脳に刺激が行き,長生きするぞ!
++++++++++ メモここまで ++++++++++

富山県の廃村をまとめた書籍はこれ
http://www.katsurabook.com/booklist/123/


下の動画は,5年前に,旧大山町「砂見」という場所で,Phantom 3 STDで手動空撮した動画です。
私の妻が利用している介護施設の利用者に,この一軒家に住んでいたおばあちゃんがおられました。
まだご存命かどうかわかりませんが,ご本人に見せておけばよかった。



廃村へたどり着くにはジムニーあたりがいいかな。



posted by Dr.koba at 05:55| Comment(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする