iPadからのシャッター音が途切れ,後で確認すると,シャッター音が聞こえなかった領域の写真は撮影されていませんでした。
Phantom 4 RTK(GS RTKアプリ)ではこれまで撮りこぼしは一度もなかったのですが,ついに経験しました。
2021年11月18日(木)のことです。
まずはGS RTKのフライト計画図です。

モードは3D(2重格子)で,最初に北東隅に飛び,西へ飛び,南にちょっと下がり,東へ飛び,南にちょっと下がり,西へ飛び,を繰り返したのち,南西隅から北へ飛び,東にちょとずれ,南へ飛び,東にちょっとずれ,北へ飛び,を繰り返します。
南北モードに切り替わり,撮影範囲全体の中央あたりでバッテリー警告(<30%)が出て,その後しばらく放置すると,勝手に帰還モードになって一度帰還し,バッテリーを交換したのち,残りを撮影しました。
Metashapeの画面です。

真ん中あたりが痩せて(写真の撮影マーク〇が少ない)いて,白〇だけを見ると,ダンベルのような形をしています。
調べてみると,1個目のバッテリーでの撮影が途中からなされていないことがわかりました。
2個目のバッテリーでは最初から最後までちゃんと撮影できたようです。
ParrotのBLUEGRASSではよく撮りこぼしがあり,撮影終了後にノートPC+カシミール3Dのデジカメプラグインで写真の位置を確認していたのですが,この日はノートPCの持参を怠り,チェックしませんでした。
チェックしたとしても,6個持参したバッテリーのうち,1個しか残がなかったので,再撮影は無理だったと思いますが。
この日はP4RTKの調子が悪かったです。
(バッテリー1個目)
離陸直後からアプリ画面の伝送カメラ画像がぐらぐらぐらぐら揺れまくり,北東隅の写真1枚目の地点でホバリングに入り,撮影が始まりませんでした。自動帰還させたのち,一度手動飛行で画面揺れが治ったのを確認した。
(バッテリー2個目,3個目)
順調に飛行し,バッテリー交換し,撮影を継続。ドローンの位置が見やすい場所に,私が送信機を持って移動したら,携帯電話回線の電波が弱まったのか,FIXからGNSSモードに落ちてしまった。仕方なく,撮影を停止し,自動帰還させた。
(バッテリー4個目,5個目)
上述の通り。
今回の空撮は間伐後のもので,間伐前は9月に撮影したのですが,その時はichimill契約直後であり,D-RTK2基地局を使いました。
今回もD-RTK2は持参したのですが,基地局の場所に打った測量鋲が,森林組合の道路整地によって埋まってしまい,発見できませんでした。
基地局の9月の写真と,基地局付近の11月の写真を載せておきます。


その他,作業路上に設置した鋲も,3個中2個が埋もれており,対空標識を置くことができませんでした。
いろいろ勉強になったフライトでした。
墜落しなくてよかったです。
バッテリーは来年度予算で4月すぐにあと3個くらい買います(充電器も)。