2014年02月22日

くさび形はなぜできる?

森林計画図のwarpの記事で,平面直角座標系から地理座標系へワープ(リサンプル)した後に,くさび形の領域ができると書きました。

これに対して,なぜそうなるのかという質問があったので,回答を試みます。

まず,立山町森林計画図#1の四隅の座標値を確認します。
これは,森林計画図のgeoref(2)の記事に出てくる数値です。

左上)南北=75000(m),東西=16000(m)
右上)南北=75000(m),東西=21000(m)
左下)南北=72000(m),東西=16000(m)
右下)南北=72000(m),東西=21000(m)

この座標値を,国土地理院の,「緯度,経度への換算」サイトで変換した結果が以下の4枚の画像です。

まずは左上↓
左上2.gif
数学やGISの世界では,南北座標がY,東西座標がXですが,
平面直角座標系では,南北座標がX,東西座標がY
となるので注意すること!

次に右上↓
右上2.gif

左下↓
左下2.gif

右下↓
右下2.gif

これをまとめると以下のようになります↓。
四隅座標値.gif

地理座標系(測地座標系,経緯度座標系,geographic)に変換後の図郭の模式図はこんな感じ↓
傾き模式図.gif
太い黒線が図郭線のイメージです。

左下の赤丸で囲んだ部分の緯度差0.35秒が実距離で何メートルになるか計算してみましょう。

国土地理院の「平面直角座標系への変換」サイトに,
左下の経度と左下の緯度を入力した変換結果です↓。
経度左下-緯度左下.gif

同じく左下の経度と,今度は右下の緯度を入力した結果です↓。
経度左下-緯度右下.gif

X座標(南北座標)の差は,
72000.000−71989.221=10.779(m) → 約10mとなります。

画像処理ソフトは,画像を矩形(長方形)で管理するので,warp(リサンプル)後の左下の隙間にはヌル値(データなし値,0だったり-9999だっだりする)が埋められ,前述のくさび形の領域が生成されるという訳です。

計画図を複数枚結合(モザイク,接合)すれば,傾きはどんどん累積していきます。

画像のリサンプリング(画素の再配置)は非常に重たい処理ですが,このブログの読者さんは,くれぐれもwarp(平面直角座標系 -> 地理座標系への再投影)をお忘れなく!

Uさん,質問ありがとうございました。

おわり。

posted by Dr.koba at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月13日

林班の外周と中心をカシミール3Dで表示2

林班の外周線(.e00)をカシミール3Dで表示する手順を書く。

カシミール3Dを起動し,ファイル/開く/GISツール/Arc/Info(.e00)ファイルをクリック↓。
c_林班外周_01.gif
GISツールプラグインが必要です。

開く窓で新しく読み込むをチェックしてok↓。
c_林班外周_02.gif

TNTmipsで作成した.e00ファイルを選んで,[開く]をクリック↓
c_林班外周_03.gif

林班の外周線が,デフォルトの,黄色,線幅1で開く↓。
c_林班外周_04.gif

黄色は見にくいので赤色を選んでOK↓。
c_林班外周_05.gif

今度は見やすくなった↓。
c_林班外周_06.gif

ついでに線幅も2に変更しておこう↓。
c_林班外周_07.gif

(注意)ここで表示している林班の輪郭は単なる線のデータであり,ポリゴンデータではありません。したがって,「特定の条件を持つ林班のみを好みの色で塗りつぶす。」というような,GIS的な作業はできないことを理解しておいてください。

第2部おわり。

posted by Dr.koba at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

11/28新潟出張

少し時間がたちましたが,11/28(木)に日帰りで新潟まで行ってきました。

高速バスで行って正解でした。JRは強風雨で遅れてました。

会議まで時間があったので,会場そばの新潟県庁に行ってみました。

一目でわかる,高い建物です↓。
DSC00297.JPG

最上階の展望コーナー(自由に行ける)からの写真です。
DSC00303.JPG
東西南北丸見えです。

自治会館での会議の様子です↓。
DSCF0436.JPG

会議の内容は地理院ホームページにあります↓。
http://www.gsi.go.jp/hokuriku/hokuriku40081.html

posted by Dr.koba at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする