2014年01月11日

森林計画図をカシミール3Dで表示

講演会のスライド用に,キャプチャ画像をいくつか作ったので,こっちにも載せておきます。

TNTmipsで,森林計画画像をカシミール3D用画像に変換する手順の抜粋です。

スキャンした地図画像の四隅に位置情報を与えたところ↓。
立山計画図_01.gif

左下隅を拡大したこところ↓。
立山計画図_02.gif
平面直角座標系,第VII系の,
東西座標=16(km),南北座標=66(km),第VII系の原点は岐阜県内にある。

座標値はメートル(m)単位で入力する↓。
立山計画図_03.gif

地図画像本体(図郭内)を切り出したところ↓。
立山計画図_04.gif
実際は,切り出す前に一度リサンプルを掛けて,スキャン時の地図の方向ずれ(紙が少し斜めにスキャナに吸い込まれてしまった場合など)を修正している。

立山町全体のモザイク(接合)前↓
立山計画図_05.gif

モザイク後↓
立山計画図_06.gif

この状態では,計画図オリジナルの,Tokyo測地系,19座標系,第VII系になっている↓。
立山計画図_07.gif

これを,カシミール3Dが唯一サポートする,測地座標系(geographic)に変換する。
リサンプルモジュールでモザイク画像を選び↓
立山計画図_08.gif

出力参照系として,Tokyo測地系のgeographic(ジオグラフィック)を選ぶ↓。
立山計画図_09.gif
リサンプル処理は,全ての画素を並べ替えるので,時間が掛かるが,必須の処理である。

リサンプル後のモザイク画像の範囲↓。
立山計画図_10.gif
青四角で囲んだ,左上と右下の緯度,経度を後でカシミール3Dで手入力する必要がある。

ビットマップ形式(.bmp)でエクスポートするところ↓。
立山計画図_11.gif
実際は,エクスポート前に,白黒1bit(白=0,黒=1)を,グレースケール8bit(白=0,黒=255)に変換している。これは,カシミール3Dが1bitのビットマップ画像を読めないからである。

カシミール3Dから,ビットマップの計画図を初めて開くところ↓。
立山計画図_12.gif

先ほどの緯度,経度値を赤四角内に手入力する↓。
立山計画図_13.gif
地図測地系はTokyoを選ぶ。

立山町の森林計画図が開いたところ↓
立山計画図_14.gif
ここで,市町村界のe00ファイルを重ねて表示し,境界付近を眺め回すと,先ほどの緯度,経度の入力間違いがないかどうかチェックできる。
この後,bmpをcmpに圧縮してやれば,ファイルサイズが小さくなる。

以上,だいぶ端折ったが,おわりです。

2014年01月06日

道路と河川のe00

地理院の基盤地図情報のサイトから道路や河川のベクトルデータをダウンロードして,地理院のコンバートソフト(FGDV)でxml→shapeに変換し,TNTmipsでshape→e00にすればカシミール3DのGISツールプラグインで表示できるのですが,道路が2重線(道路縁),河川も2重線(水涯線)で表示されるのがうっとうしいです。

道路も河川も1本線(道路中心線,河川中心線)のデータで,有料で,しかも多少古くても構わない場合には,数値地図25000(空間情報基盤)が便利です。

大多数の都道府県版が売り切れですが,日本地図センターから復刻版が購入できます↓。
http://www.jmc.or.jp/data/25000spa/juchu.html

これらのCDからカシミール3Dで表示するまでの手順をメモしておきます。

まずは元データのCDの写真から↓
a_CDの写真.gif
CDの日付は平成14年6月1日です。(6月以降か以前かで少し違うらしい)

(1)地理院のデコーダ:生データ→xml
(2)ESRIジャパンの変換ソフト:xml→shape
(3)TNTmips:shape→rvc→e00
(4)カシミール3D:GISツールプラグインでe00を表示

(1)CDの中のDECODE.exeを起動する↓。
bデコード_01.gif

解凍ソフトの初期画面で次へ↓
bデコード_02.gif

参照ボタンを押して,CD内のCSVファイルを選ぶと,DTDとデータフォルダが自動で設定され,出力フォルダを指定する↓。
bデコード_03.gif

ファイルセットから全てを選び,右向き矢印で右へ送って次へ↓。
bデコード_04.gif

地物選択の画面でそのまま次へ↓
bデコード_05.gif

出力ファイル画面で,地物別ファイルとシフトJISをチェックして次へ↓
bデコード_06.gif
ESRIジャパンの変換ソフトのマニュアルに,「シフトJIS」を選べと書いてある。

変換が始まる↓。
bデコード_07.gif

変換中のプログレスバー↓。
bデコード_08.gif

しばらく(20分くらい?)待つと終わる↓。
bデコード_09.gif

出力されたxmlファイル群↓。
bデコード_10.gif

(2)ESRIジャパンの変換ソフトを起動し,数値地図25000(空間データ基盤)を選ぶ↓。
cコンバータ_1.gif

xmlファイルが入っている,親フォルダを指定してok↓。
cコンバータ_2.gif

開くウィンドウで全て追加をクリック↓。
cコンバータ_3.gif

出力フォルダを指定し,6月以降にチェックがあるのを確認して変換をクリック↓
cコンバータ_4.gif
CDの日付が平成14年6月1日なので,デフォルトの6月以降でOK

xml→shapeの変換中(席を外して別の用事をした方が良い)↓。
cコンバータ_5.gif

変換終わり↓
cコンバータ_6.gif

出力されたshapeファイル群↓。
cコンバータ_7.gif

(3)TNTmipsでshapeをインポート↓
d_mips_01.gif

道路(道路区間)を表示したところ↓
d_mips_02.gif

河川(河川区間)を表示したところ↓
d_mips_03.gif

データは,JGD2000測地系の経緯度座標系(測地座標,地理座標)です↓。
d_mips_04.gif

これを念のため,WGS84測地系の経緯度座標系に変換し,e00でエクスポートする。
エクスポートはこの記事参照↓。
http://gpsrsgis.seesaa.net/article/383205920.html

(4)カシミール3DのGISツールプラグインで道路を開いて色を変えたところ↓
e_k3d_道路e00.gif

河川の色と線の太さを変えたところ↓
e_k3d_河川e00.gif

以上で説明終わり。

2013年12月21日

旧市町村界のe00

平成の大合併前の,旧市町村界をカシミール3DのGISツールプラグインで表示するため,e00データの作成手順をメモしておく。

データソースはこのCDです↓。
a_CDの写真.jpg
平成10年当時の全国の市町村の境界が,Tokyo測地系で格納されている。

地理院フォーマットをshpに変換するため,ESRIジャパンの数値地図変換プログラムを起動し,[数値地図25000(行政界・海岸線)]をクリックする↓。
b数値地図コンバータ1.gif
残念ながらこの変換ソフトはもう販売されていません。
ArcGISシリーズを購入するともらえる?

変換したい範囲を1次メッシュ(20万地勢図)単位で指定し,変換をクリックする↓。
b数値地図コンバータ2.gif
海部のポリゴンは不要なので,変換しない。

出力されたシェープファイル群です↓。
b数値地図コンバータ3.gif

市町村界ポリゴン(pgyosei)をTNTmipsで開くとこんな感じ↓。
c_mips1.gif
2次メッシュ(2.5万地形図)の図郭線が邪魔ですねぇ。

属性データベースはこんな感じ↓。
c_mips2.gif
JISCODEが市町村固有のコードになってます(のはず)。

2次メッシュの図郭線を消すために,TNTmipsのディゾルブ(dissolve)モジュールを選ぶ↓。
c_mips3.gif
QGISでは「融合」というモジュールで同じことができはず。

JISCODEが同じポリゴンをくっつけたいので,フィールドにJISCODEを指定する↓。
c_mips4.gif

ディゾルブ後の市町村ポリゴンです↓。
c_mips5.gif

某県だけを取り出すとこんな感じ↓。
c_mips6.gif

カシミール3Dは,e00ファイルを,WGS84測地系の経緯度座標系として表示するので,TNTmipsのリプロジェクト(Reproject)モジュールで,そのように変換する。変換後のデータを確認↓。
c_mips7.gif

TNTmipsのエクスポート(Export)モジュールで,e00ファイルとして出力する↓。
c_mips8.gif
shpをe00に変換できるフリーソフトは存在しない?ようなので,TNTmipsは貴重なソフトです。

出力し,名前を変えた後のe00ファイルです↓。
c_mips9.gif
e00自体はテキストファイルです。

GISツールプラグインがインストールされたカシミール3Dで,ファイル/開く/GISツール/Arc/Info Export(.e00)ファイルを選ぶ↓。
dカシミール1.gif

e00ファイルを選ぶ↓。
dカシミール2.gif

昔の市町村界が黄色(幅1)で表示される↓。
dカシミール3.gif

見にくいので,黒色(幅2)に変更した↓。
dカシミール4.gif

地理院地図のオンライン表示に重ねたところ↓。
dカシミール5.gif

森林基本図,計画図などは平成合併前の旧市町村単位で作成されており,それらと重ねて位置ずれのチェックをするときなどに便利です。