赤木 実さんがプラグインを開発しておられました。
プラグインの説明サイトはここです↓。
http://space.geocities.jp/bischofia_vb/qgis-plugins/TileLayerPlugin/
説明の通りにやってみたらオルソ画像が表示できたので,その手順をメモしておきます。
まずQGISを開き,プラグイン/プラグインの管理とインストールをクリック↓

アルファベット順に並んでいるプラグインから,TileLayer Pluginを選んでインストールをクリック↓

これでプラグイン自体のインストールは終了です。
前述の赤木さんのプラグイン説明サイトから,以下の部分を,テキストエディタ(例えばメモ帳)にコピペする↓。

スペースを,キーボードの[Delete]キーで削除し,代わりに[Tab]キーでタブを挿入する↓。

編集後のテキストファイルを,文字コード=UTF-8,拡張子=tsvで,適当なフォルダに保存する。
私の場合は,D:\TileLayer_Setting\GSI_Tile.tsv↓

日本語のフォルダ名やファイル名は使わないことをお勧めします。
QGISで,プラグイン/タイルレイヤプラグイン/設定をクリック↓

開く窓の外部レイヤ情報ディレクトリ右側のアイコンをクリック↓

先ほどのフォルダ(ディレクトリ)を選び,[フォルダーの選択]をクリック↓

[OK]をクリック↓

これで設定は完了ですが,いきなり地理院地図やオルソを選んでも,どこを表示すればいいのか,QGISが判断できないので,まず最初に,別の地図を開くことにします。
ここでは,以前このブログで取り上げた(http://gpsrsgis.seesaa.net/article/386679119.html),立山町の森林計画図No.1を開くことにします。
地図画像を選ぶ↓

狭い範囲の地図なら何でもいいです。
地図画像オリジナルの,Tokyo測地系第VII系(EPSG=30167)を選んでOK↓

地図画像が開いたところ↓

プロジェクト/プロジェクトのプロパティをクリック↓

オンザフライCRS変換を有効にし,地理院タイル画像のCRSである,EPSG=3857を選んでOK↓

QGIS画面右下のEPSGが3857になった↓

プラグイン/タイルレイヤプラグイン/タイルレイヤを追加するをクリック↓

とりあえず,標準地図2012を反転表示して,追加をクリック↓

画面左下の青いプログレスバー?が左右に動く(サーバにアクセス中)↓

地理院の地図画像が表示される↓

再び,タイルレイヤを追加するから,今度は電子国土オルソを選んで追加をクリック↓

地図画面右上に何やら警告が出る↓

オルソ画像のレベルは15〜17なのに,現在のズームレベルが14なので,表示できないという意味だと思われる。
+アイコンをクリックして倍率を上げる(ズームレベルの数字を大きくする)とオルソが見える↓

もう少し倍率を上げたところ↓

はい。めでたしめでたし。
欲を言えば,オリジナルのオルソ画像は地上分解能(セルサイズ)が約20cmなのに,地理院サーバで提供しているオルソのセルサイズは1〜2m?程度(最高レベルが17)なのが残念なところです。
竹林をデジタイズしてポリゴンデータを作るには,もう少し解像度が欲しいところです。
おしまい。